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整形外科

患者さまのQOLの向上と早期退院のために、高度な術式で対応
整形外科では、股関節症、変形性膝関節症、慢性関節リウマチ、膝関節半月板損傷や靭帯損傷などの関節外傷、脊椎疾患(腰椎椎間板ヘルニア、脊椎症、脊椎狭搾症)、四肢・脊椎の骨折などの病態に応じて手術治療を行っています。
整形外科の手術は、年間約250例に及び、骨折の治療では、保存的治療と手術的治療を症例によって選択しています。
膝関節の半月板損傷などでは、関節鏡視下手術を採用して早期の退院を実現しています。
さらに骨粗しょう症に対する取り組み・スクリーニングも行われて、非侵襲の専用の骨密度測定装置によって確実な早期診断・早期治療が可能になっています。

関節センターの診療内容

主に股関節や膝関節の人工関節手術を行っております。患者様の年齢や体格、骨の質を考慮して、それぞれに適した人工関節の機種を選択しております。当院では、術後のリハビリテーションをしっかりと行い、約8週で退院を目標にしております。もちろん希望があれば早期退院も可能です。

股関節の領域…では

  • 臼蓋不全に対して棚形成術や臼蓋側回転骨切り術(RAO)
  • 変形の高度なものには人工股関節全置換術
  • 高齢者の骨接合術や人工骨頭置換術

膝関節の領域…では

  • 半月板損傷には、半月板部分切除術・縫合術
  • 変形の高度なものには人工膝関節置換術

人工股関節手術の特徴

  • 症例によって最小侵襲手術(MIS)を使用している
  • 骨セメントを使わない人工股関節を使用
  • 適応年齢が40歳代から80歳代までと幅広い
  • 各個人に適した人工関節の種類(機種・骨頭サイズ)を選んでいる
  • 貧血の無い人は自己血輸血で手術をしている
などで、自己血については術前貯血と、術中~術後の回収血を使用しているので、ほとんどの症例が自分の血液だけで手術が可能です。(但し、もともと貧血が強い方は術後に同種血輸血(献血した血液)が必要になることがあります。)

医師紹介

松本 研二(常勤)

所属整形外科
役職
院長
プロフィール
日本整形外科学会認定 整形外科専門医
私は、日本の人工股関節手術における草分け的存在であった奥村秀雄元院長の元で修業して参りました。奥村先生の意志を引き継いで、現在は私が人工膝関節および人工股関節の手術を行っております。人工関節とは、著しく変形した関節を人工的な関節に置き換える手術です。以前はあまり知られていない手術でしたが、近年では膝関節や股関節においては非常に術後成績が良くなったため、比較的majorな手術となってきております。また、人口の高齢化とともに年々増加傾向にあります。

当院では、できる限りわかりやすく丁寧な説明を行った上で手術を行っております。また、術後は約2ヶ月間じっくりとリハビリテーションを行ってから退院して頂いております。希望があれば早期退院ももちろん可能です。手術ありきではなく、基本的には手術をせずに治れば良いと思っております。関節の痛みがある人はお気軽にご相談ください。
湿潤療法は潤い(うるおい)療法とも呼ばれ、創傷(特に擦過傷)や熱傷などの皮膚損傷に対し、従来のガーゼと消毒薬での治療ではなく「消毒しない」「乾かさない」「水道水でよく洗う」ことを基本とした治療法です。体が本来持つ「自然治癒力」を生かす治療法と言えます。
傷を治すためにさまざまな細胞が傷口に集まって働きますが、消毒をすると細菌を殺すだけでなく正常な細胞もダメージを受けます。また、ガーゼを当てると傷を治すために必要な浸出液が吸い取られてしまい、再生組織が乾燥によって死滅します。さらに、ガーゼをはがす時に新しくでき始めた表皮細胞もはがれてしまいます。

そうした理由から、傷口の内部にに消毒薬を入れることを避け、創部を湿潤状態に保ち、なおかつ、感染症の原因となる壊死組織や異物をしっかり除去することで創部の再生を促すものです。
主な治療効果として、次のようなものが挙げられます。
  • 従来のガーゼと消毒薬で治療する方法より早く治療する。
  • 消毒がしみる痛み、ガーゼをはがす時の痛みなどがなく、きれいに治療する。
  • かさぶたが出来ない。
湿潤療法が適用できるかどうかは診断が必要であり、受診は必ず行うようにしてください。

北大路 正顕(常勤)

所属整形外科
役職
診療部長
プロフィール
日本専門医機構認定 整形外科専門医
日本整形外科学会認定 スポーツ医、リウマチ医、脊椎脊髄病医、運動器リハビリテーション医
2024年4月
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  • 午後休診
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